2018年12月31日

制作工程:電動ろくろ

電動ロクロを利用しての制作工程をご説明します

電動で回転するロクロを利用し粘土のカタチを整え作品を作ります。
均等で整った作品を作りやすく湯呑や平皿を制作するのに向いています。

まずは土の塊を練って使える状態にする必要があります。
制作工程を順を追ってご説明します。

1荒練り

第一工程は「荒練り」。粘土のかたさを均等にします。

中央を押し込むように練ります。左右に角が立ってきますので、それを内側に折りさらに練ります。

2菊練り

第二工程は「菊練り」。

菊練りの目的は、粘土の中の空気を抜くことです。陶芸などに使われる特有の練り方になりますが、練り押すようなイメージで練っていきます。

3土殺し

ここからはロクロの上での作業となります。
両手に水を付つけ、粘土の塊をほぐすように上に伸ばしたり、潰したりして粘土全体が水を含んだ状態をつくります。

この土殺しをきちんとしておかないとロクロを回した際に粘土を思うように成形できません。

4土どり

作品一個分の大きさの土を円柱につくります。

こちらでは「湯呑」を作例に制作過程をご説明します。

5形成

ロクロを回しながら作品を形作っていきます。

作りたいものによって、形や内側の径を整えていきます。

形を整え終わったら、切り取り用糸を利用し、器を高台部分から切り取ります。

6削り

形成が終わった物を少し乾燥させ、再度ロクロに固定します。
高台の大きさを決め、内側と外側を削りだします。

削る際もロクロの回転を利用しスムーズに作業を行うことができます。

7素焼き・絵付け

乾燥期間を設け、素焼きを行います。
素焼きしたものに絵付けをし、ゆがけをします。

8本焼き・完成

最後に行うのが「本焼き」です。
素焼きの時と違い、炉の温度を1200℃以上で焼き上げます。

以上で完成となります。
どの作品を作るにしても基本的な工程は変わりません。

各所詳しいご説明は、ご訪問いただいただ際にスタッフよりご説明差し上げます。


  


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2018年12月31日

制作工程:タタラ

タタラの制作工程をご説明します

タタラは手びねりの一種で板状にした粘土を成形して作品を作る方法になります。
ロクロよりも平たい作品を作るのに適しています。
手びねり同様、形を自由に調整できます。最初が板状ですからお皿や食器プレートなどが簡単に作る事ができます。

1タタラ板を使って均一にのばす

粘土をタタラ板と呼ばれる板を両再度に置き、縦横に均一にのばします。

タタラ板は同じ厚みをしており、これを重ねた枚数で作品の厚みを決めることができます。

2作りたい形・大きさに切断

タタラ板を使って粘土を切断します。

こちらでは「平皿」を作例に制作過程をご説明します。

3模様付け

布や木の皮などを使い模様をつけます。模様に決まりはないので自由な発想で好きな模様をつけてください。

今回は「木の皮」を使って模様をつけます。

4形成

平皿をフチを少し起たせたデザインにしあげます。

起こす方法は直接折り目をつける方法もありますが、今回はフチの下に粘土を置く方法にてご案内します。

全ての角に粘土の球を全ての辺にひも状に伸ばした粘土を置きます。これで、このまま乾かせばフチを起たせたデザインの完成です。

7素焼き・絵付け

乾燥期間を設け、素焼きを行います。
素焼きしたものに絵付けをし、ゆがけをします。

8本焼き・完成

最後に行うのが「本焼き」です。
素焼きの時と違い、炉の温度を1200℃以上で焼き上げます。

以上で完成となります。
どの作品を作るにしても基本的な工程は変わりません。

各所詳しいご説明は、ご訪問いただいただ際にスタッフよりご説明差し上げます。

  


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2018年12月31日

制作工程:手びねり

手びねりの制作工程をご説明します

手びねりは簡単に言うと粘土を手で成形して作品を作る方法になります。
一塊の粘土から作品を作ることもありますし、粘土をひも状や板状にして作る方法など様々あります。
一番の特長は、形にとらわれず自由な形の作品が作れることです。

こちらでは、「湯呑」を作例にご制作工程をご紹介します。

1準備

粘土をたいらに伸ばし、四角柱にします。
四角柱の粘土を三等分し丸い土玉(1コ)ひも状(2本)を作ります。
作成台として手回しロクロを準備します。

作り方は様々あります。こちらでご紹介する方法は一例となります。

2底部分を作る

丸い土玉をロクロの中心に乗せます。

さらに、厚さ1cm位までつぶし、土台にします。

1cm程度残すのは、ここを高台とするためです。

3形成

ひも状粘土を土台に空気を含まないよう、内側外側をしっかりくっつけます。
1本が終わったら2本目も同じようにくっつけます。厚みを整えます。

厚みを整える際は、下から上に粘土を伸ばしながら行うとスムーズかつきれいに整えることができます。

4整える

切り取り用弓を使って飲み口(口縁)の余分な粘土を切り落とします。

切り落とした口縁・側面(胴・腰)をスポンジを使い滑らかにします。

内側も同様に滑らかにします。

5削り

形成が終わった物を少し乾燥させます。

高台の大きさを決め、内側と外側を削りだします。

高台もスポンジを使い滑らかに整えます。

出来上がった湯呑をさらに乾燥させます。

6素焼き・絵付け

乾燥期間を設けた後、素焼きを行います。
素焼きしたものに絵付けをし、ゆがけをします。

7本焼き・完成

最後に行うのが「本焼き」です。
素焼きの時と違い、炉の温度を1200℃以上で焼き上げます。

以上で完成となります。
手びねりは形を自由にすることができますので、箸置きやティーポットなども作る事ができます。

  


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2017年02月01日

制作工程:タタラ

タタラの制作工程をご説明します

タタラは手びねりの一種で板状にした粘土を成形して作品を作る方法になります。
ロクロよりも平たい作品を作るのに適しています。
手びねり同様、形を自由に調整できます。最初が板状ですからお皿や食器プレートなどが簡単に作る事ができます。

1タタラ板を使って均一にのばす

粘土をタタラ板と呼ばれる板を両再度に置き、縦横に均一にのばします。

タタラ板(写真あり)は同じ厚みをしており、これを重ねた枚数で作品の厚みを決めることができます。

2作りたい形・大きさに切断

タタラ板を使って粘土を切断します。

こちらでは「平皿」を作例に制作過程をご説明します。

3模様付け

布や木の皮などを使い模様をつけます。模様に決まりはないので自由な発想で好きな模様をつけてください。

今回は「木の皮」を使って模様をつけます。

4形成

平皿をフチを少し起たせたデザインにしあげます。

起こす方法は直接折り目をつける方法もありますが、今回はフチの下に粘土を置く方法にてご案内します。

全ての角に粘土の球を全ての辺にひも状に伸ばした粘土を置きます。これで、このまま乾かせばフチを起たせたデザインの完成です。

7素焼き・絵付け

乾燥期間を設け、素焼きを行います。
素焼きしたものに絵付けをし、ゆがけをします。

8本焼き・完成

最後に行うのが「本焼き」です。
素焼きの時と違い、炉の温度を1200℃以上で焼き上げます。

以上で完成となります。
どの作品を作るにしても基本的な工程は変わりません。

各所詳しいご説明は、ご訪問いただいただ際にスタッフよりご説明差し上げます。

  


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2017年02月01日

制作工程:手びねり

手びねりの制作工程をご説明します

手びねりは簡単に言うと粘土を手で成形して作品を作る方法になります。
一塊の粘土から作品を作ることもありますし、粘土をひも状や板状にして作る方法など様々あります。
一番の特長は、形にとらわれず自由な形の作品が作れることです。

こちらでは、「湯呑」を作例にご制作工程をご紹介します。

1準備

粘土をたいらに伸ばし、四角柱にします。
四角柱の粘土を三等分し丸い土玉(1コ)ひも状(2本)を作ります。
作成台として手回しロクロを準備します。

作り方は様々あります。こちらでご紹介する方法は一例となります。

2底部分を作る

丸い土玉をロクロの中心に乗せます。

さらに、厚さ1cm位までつぶし、(写真あり)土台にします。

1cm程度残すのは、ここを高台とするためです。

3形成

ひも状粘土を土台に空気を含まないよう、内側外側をしっかりくっつけます。(写真あり)
1本が終わったら2本目も同じようにくっつけます。(写真あり)
厚みを整えます。(写真あり)

厚みを整える際は、下から上に粘土を伸ばしながら行うとスムーズかつきれいに整えることができます。

4整える

切り取り用弓を使って飲み口(口縁)の余分な粘土を切り落とします。

切り落とした口縁・側面(胴・腰)をスポンジを使い滑らかにします。
内側も同様に(写真あり)滑らかにします。

5削り

形成が終わった物を少し乾燥させます。

高台の大きさを決め、内側と外側を削りだします。

高台もスポンジを使い滑らかに整えます。

出来上がった湯呑をさらに乾燥させます。

6素焼き・絵付け

乾燥期間を設けた後、素焼きを行います。
素焼きしたものに絵付けをし、ゆがけをします。

7本焼き・完成

最後に行うのが「本焼き」です。
素焼きの時と違い、炉の温度を1200℃以上で焼き上げます。

以上で完成となります。
手びねりは形を自由にすることができますので、箸置きやティーポットなども作る事ができます。

  


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2017年02月01日

制作工程:電動ロクロ

電動ロクロを利用しての制作工程をご説明します

電動で回転するロクロを利用し粘土のカタチを整え作品を作ります。
均等で整った作品を作りやすく湯呑や平皿を制作するのに向いています。

まずは土の塊を練って使える状態にする必要があります。
制作工程を順を追ってご説明します。

1荒練り

第一工程は「荒練り」。粘土のかたさを均等にします。

中央を押し込むように練ります。左右に角が立ってきますので、それを内側に折りさらに練ります。

2菊練り

第二工程は「菊練り」。

菊練りの目的は、粘土の中の空気を抜くことです。陶芸などに使われる特有の練り方になりますが、練り押すようなイメージで練っていきます。

3土殺し

ここからはロクロの上での作業となります。
両手に水を付つけ、粘土の塊をほぐすように上に伸ばしたり(写真あり)潰したり(写真あり)して粘土全体が水を含んだ状態をつくります。

この土殺しをきちんとしておかないとロクロを回した際に粘土を思うように成形できません。

4土どり

作品一個分の大きさの土を円柱につくります。

こちらでは「湯呑」を作例に制作過程をご説明します。

5形成

ロクロを回しながら作品を形作っていきます。

作りたいものによって、形や内側の径を整えていきます。

形を整え終わったら、切り取り用糸を利用し、器を高台部分から切り取ります。

6削り

形成が終わった物を少し乾燥させ、再度ロクロに固定します。
高台の大きさを決め、内側と外側を削りだします。

削る際もロクロの回転を利用しスムーズに作業を行うことができます。

7素焼き・絵付け

乾燥期間を設け、素焼きを行います。
素焼きしたものに絵付けをし、ゆがけをします。

8本焼き・完成

最後に行うのが「本焼き」です。
素焼きの時と違い、炉の温度を1200℃以上で焼き上げます。

以上で完成となります。
どの作品を作るにしても基本的な工程は変わりません。

各所詳しいご説明は、ご訪問いただいただ際にスタッフよりご説明差し上げます。



  


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